国税専門官採用試験に落ちた人が、まずやるべきこととは?

公務員
変な絵

国税専門官採用試験の受験者の皆様、お疲れ様でした。

合格者がいれば不合格者もいる。それが試験ですから仕方のないことなのですが、やはり長い間勉強してきたのに不合格となってしまうと、本当につらいですよね。

これからどうすればいいのかわからない

来年30歳だし、もう採用されないのでは?

民間企業に切り替えるべきなのか

などの不安や疑問をお持ちの方のための記事ですので、合格された方や次の進路を決めている人は「戻る」ボタンを押してください。

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不合格になったらまずやること

まずは現実を受け止めましょう。
基本的に追加合格はありませんので、あきらめるしかありません。

何かの間違いだ、不合格になるはずがない、と人事院や国税庁に抗議の連絡をしても解決しませんのでやめておきましょう。

両親や友人、予備校のスタッフなどお世話になった人には結果を報告すべきです。
そもそも受験したことすら言っていないのであればかまいませんが、そうでなければあなたの結果が知りたいはずです。

残念な結果だからといって黙っていても、いずれはわかることです。
これからのことを相談するにしても、少なくとも両親には話しておくべきです。

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これからのことを考える

他の公務員や民間に合格が出ている人は、そちらに就職することも考えてみましょう。
国税専門官以外にも、あなたのやりたいことを実現できる職場があるかもしれません。

他に合格先がない、あるいは国税専門官しか考えていなかった人は、
再チャレンジするか民間企業の就職を目指すか、という選択肢に迫られます。

再チャレンジするかどうかは、いくつかの要素をもとに考えてみましょう。

①今回の結果を受けて、来年度の試験で合格できそうか
②もう一年勉強するだけの経済的・時間的余裕があるか
年齢制限はクリアできるか
④絶対に国税専門官(公務員)でないといけないのか

もう一度チャレンジして合格できるという保証はどこにもありませんから、最初の年よりも精神的にもかなり追い込まれながらの勉強になるはずです。

それに耐えつつ、なおかつ成績を上げなければなりません。

よく考えて結論を出しましょう。

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再チャレンジを決意したあなたへ

何を隠そう筆者のバツマルも、一度不合格になった経験があります。

他の公務員試験には合格したのですが、悩んで悩んで悩みぬいた末、もう一度国税専門官試験を受けることにしました。

周りからは本当にいろいろ言われました。

「せっかく他の試験には受かっているのに」
「何のために併願したんだ」
「来年合格するとも限らないのに」

まあ真っ当な意見ばかりですよね。

でも最後に決めるのは自分です。
周りにとやかく言われても、自分が挑戦したいと決めたのなら流される必要はないと思います。

一般論としては正しくても、各論では必ずしもそうとは限りませんからね。

ただしそれには少なくとも経済的に独立していることが条件です。
実家住まいで、勉強の費用を両親に出してもらっているのであれば、自分のわがままだけで決めることはできないです。

それでも誠心誠意、必死で説得してみてください。
本当にやる気になれば多少アルバイトをしながらでも合格はできます。
少しでも周りの負担を減らす努力をする提案をしながら、何とかお願いするしかないです。

国税専門官は年齢で不合格にすることはしません。

同期で年齢制限ギリギリ、大学卒業後一度も社会経験のないニート歴8年の猛者がいましたから、大丈夫です。

筆記で合格ラインに乗り、面接で平均点が取れればOK。それが国税専門官採用試験です。

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再チャレンジするなら勉強スタイルは変えるべきか

今までの勉強方法が間違っていたから不合格になったのではないか、と思う人もいるかもしれません。

しかしよほど変な勉強法でない限り、無理に変える必要はないと思います。
公務員試験の勉強法というと、テキストや授業で知識をインプットし、過去問でアウトプットする以外に、劇的に成績が伸びるやり方なんてないのです。

インプットとアウトプットの細かい手順やテクニックはあるかもしれませんが、そこにこだわって試行錯誤したり計画を練ったりするぐらいなら、これまでのやり方でいいからすぐに勉強を始めた方がいいのではないかと思うのです。

もし合格した友達や国税専門官の知り合いがいるなら参考程度に勉強方法を聞いてみるのはアリだと思いますが、それが自分に合っているかはわかりませんので、無理に従う必要はありません。

国税専門官採用試験ぐらいのレベルであれば、勉強の質を高める努力をするよりも、量で圧倒してしまえばどんどん成績は上がりますから。

とはいえ独学で不合格になった人は、思い切って予備校の力を借りてみるのも手です。
プロの講師の授業はやっぱりわかりやすいですし、テキストだけでは理解が難しい分野や頻出テーマ等の情報が手に入りますから、もしかしたら一気に成績が伸びるかもしれません。

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民間企業への就職を目指すあなたへ

様々な事情から民間就職を目指す方も多いでしょう。

高齢にやさしい国税専門官試験とはいえ、次回受かるかどうかもわからないのに公務員浪人をするというのはリスクがあります。

年齢を重ねるほど民間企業への就職は難しくなりますし、精神的にも追い込まれてしまいます。
早めに進路を切り替えるのは、決して間違っていません。

国税専門官を目指していたということは、きっと数字が大嫌いということはないでしょうから、例えば経理職は近いものがあります。
簿記の資格を持っていれば有利に就職活動を進められると思います。

あるいは独立行政法人の職員であれば公共性の高い業務を行いますから、公務員に近い仕事をすることができます。
多くの独立行政法人は民間企業のような採用フローで進みますから、公務員試験の勉強という経験が生きるわけではありませんが、いろんな組織がありますので調べてみてはいかがでしょうか。

一旦民間企業へ就職したとしても、国税専門官には経験者採用という方法で入庁する手段もあります。
実際、私が配属になった税務署にも経験者採用で入ってきた人がいました。

その方は物腰が柔らかく、仕事も早かったので署内では頼りにされる職員でした。

ただし経験者採用は倍率が高く、試験内容も国税専門官採用試験と異なりますから注意が必要です。

どんな道を選ぶことになっても後悔しないよう、じっくり考えて結論を出してください。

それでは!

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